2025年度研究助成実績

当財団では、子どもの犯罪被害防止、少年非行、犯罪被害者支援等、市民生活の安全と平穏を確保する上で解決すべき諸問題をテーマとする研究助成の募集を2002年度より実施しております。
おかげさまで、本年度も一般研究(個人またはグループの研究)、若手研究(40歳以下の個人研究)ともに、多くのご応募をいただきました。その後、研究助成選考委員会の審査を経て、以下の研究への助成が決定いたしましたのでお知らせいたします。
選考委員長からの総評

2025年度研究助成実績

<一般研究助成>3件(敬称略・五十音順・所属は申請当時)

研究代表者
所 属
研究テーマ 助成額
(円)
PDF
佐藤 広英
信州大学
人文学部 准教授
ダークパターンによる意図しない個人情報提供の同意を予防する方策の実証的検討 950,000
成田 瑞
国立精神・神経医療研究センター
精神保健研究所行動医学研究部 室長
暴力・性被害による心的外傷後ストレス障害患者への早期診断と支援のためのAI大規模言語モデルを用いた基盤構築 2,900,000
村山 拓
東京学芸大学
教育学部 総合教育科学系 特別支援科学講座 准教授
思春期・青年期の障害・疾患児の健康及び安全に関する意識とメディア接触経験との関連 700,000

<若手研究助成>5件(敬称略・五十音順・所属は申請当時)

研究代表者
所 属
研究テーマ 助成額
(円)
PDF
有野 雄大
法務省東京拘置所
分類部
上席統括矯正処遇官
一般市民が保護司になることを阻害する心理社会的要因 1,000,000
今井 聖
琉球大学
教育学部 講師
少年院および非行少年の歴史的変化と法務教官の専門性に関する社会学的研究 1,000,000
鈴木 あい
福島大学
教育推進機構「地域xデータ」実践教育推進室
特任准教授
被災地域における駐在所の役割:福島県双葉郡を事例とした地域警察活動の実証的分析 1,000,000
竹松 未結希
立命館大学大学院
先端総合学術研究科
一貫制博士課程
更生保護施設在所者の女性同士の関係性とジェンダ―役割 1,000,000
吉田 緑
中央大学大学院
法学研究科 博士後期課程
実名薬物報道についての研究 ―報道機関・被報道者・オーディエンスの3つの視点から― 1,000,000