目次
序「アメリカにおけるハイテク犯罪に対する捜査手段の法的側面」報告書について
第1章アメリカ・ハイテク犯罪の歴史的意義と法執行機関の対応
第1 前ハッキング時代―「ハッカー」の用語の発生(1960年代から1983年まで)
第2 「ハッカー」出現時代(1983年から1988年まで)
第3 ジャイアントワームとサンデビィル作戦(1988年から1990年)
第4 インターネットの夜明けと「伝説のハッカー」(1991年から1995年)
第5 ハイテク犯罪の多様化と対応への努力(1996年から1999年)
第6 パトリオット法と現代社会におけるハイテク犯罪(2000年以降)
付録1 司法省連邦検察官De Marco氏との会議録
第2章アメリカにおける判決例検討
第1 コンピュータ捜索の諸問題の黎明
― Steve Jackson Games 事件(W.D.Tex.1993)
第2 コンピュータ関連事件における包括的押収と合衆国憲法第4修正
― Guest v. Leis, 255 F.3d 325 (6th Cir.2001)
第3 データ自体の押収とその関連問題
― Davis v. Gracey, 111 F. 3d 1472(10th Cir.1997)
第4 プロバイダに蔵置された顧客のデータの令状による捜索と第4修正
― United States v. Bach, 2001 WL 1690055 (D.MInn.Dec.14.2001).
United States v. Bach, 310 F. 3rd 1063 (8th Cir.2002).
第5 証拠開示における証拠保全義務
― Kucala Enterprises Ltd.v. Auto Wax Company
(北イリノイ地方裁判所2003 年5月23日)
第3章司法省マニュアルと日本法の比較のための基礎的考察
第1論文「通信の秘密」対「プライバシーの合理的期待」
第2論文「令状によらないコンピュータの捜索・押収」
「国外における証拠収集に関わる問題」について
第3論文「令状に基づくコンピュータ捜索・差押えにおけるコンピュータデータの
取扱い」
第4論文 USA PARTRIOT 法にみるコンピュータ犯罪の捜査とプライバシーの
保護
第5論文ハイテク犯罪対策のための刑事法改正
第4章コンピュータ法科学について
第1 コンピュータ法科学序論
第2 コンピュータ法科学ベンダ訪問記録